「催情記」☆あふぎ(扇)の事

☆あふぎ(扇)の事

 

子小姓などは四季共にさす物也

はずれのだて(伊達)とはあふぎ(扇)の事也

いかにも手のよき身躰より過分成を持もの也

主人などへ楊枝手拭すへ又は茶わんなどのふたにもなる物也つかひ候時もよせい(余情?)に見え?□□御かほにうつりいとど花まさり見事なるもの也