「催情記」☆ふりたしなみの事

☆ふりたしなみの事

 

大名の小姓高家などにほうこう(奉公)するは朝夕たしなみ手なるる(手慣るる)により見事な者也

さなきものもなをせばすこしはなをるもの也とかくふりなどをせんにたしなむ(嗜む)べしあまり身にじまんすれば又みぐるしきものなり