「催情記」☆かみゆひやう(髪結ひ様)の事
☆かみゆひやう(髪結ひ様)の事
つとかみははしたなきもの也
むかしりう(昔流)はさながらねぎのやうな
去ながら家々にはやる様にゆふ(結ふ)べし
もとひ(元結)などくろければくろ犬(黒犬)のはい(灰)にまぶれたやうにてみくるしき(見苦しき)物也
きれいなしろき(白き)ほう書(奉書紙)にてもとゆひ(元結)をよらせ手をよくあらはせ(洗はせ)ゆはす(結はす)べし
☆かみゆひやう(髪結ひ様)の事
つとかみははしたなきもの也
むかしりう(昔流)はさながらねぎのやうな
去ながら家々にはやる様にゆふ(結ふ)べし
もとひ(元結)などくろければくろ犬(黒犬)のはい(灰)にまぶれたやうにてみくるしき(見苦しき)物也
きれいなしろき(白き)ほう書(奉書紙)にてもとゆひ(元結)をよらせ手をよくあらはせ(洗はせ)ゆはす(結はす)べし